子どもが育つとき今も昔も、生まれてくる子どもは大きくは変わりませんが、、子どもの育つ環境、育てる環境が大きく変わり、子育てが以前に比べ厳しくなっていると思います。働く時間や条件も厳しく、子どもとゆっくりと関わり育てる余裕もなくなり、身近に子育てを手伝ってくれる人がいない、そして子育ては自己責任と言われ溢れ情報の中で何を選択するのか、迷い不安になる人も多いと思います。昔も今も、子どもたが育つときに必要なことは同じです。そして育つ順序も同じです。かえって昔と比べ、育つ期間が長くなっていると言われています。迷ったとき、立ち止まって考えればわかることでも、情報や人に言われてあわててしまうことがあると思いますが、今、この子にとって必要なことは何か、一緒に考え...21Jul2018
ひとなるを大切に「ひとなる」とは子育てではなく、子育ちはこどもは神様からの授かりもの、その子の生命にそってえみんなの世話で「ひととなり」人間らしく育つという日本古来の子育て観です。昔は子だくさんで、親は忙しく上の子が下の子の面倒をみたり、塾やお稽古もなく、自由な時間に豊かな自然(野原、山、川)の空間で下の子を引き連れ年齢の違う仲間や同年代の仲間でこどもの世界がありました。ギャングエイジと言われ、大人のいない中で、こどdもは人と関わり折り合いのつけ方、コミュニケーションを学び、育ちあったのです。今は、こどもの群れはなく、子育ては自己責任と言われ、子育てに不安を持つ親が増えています。転ばぬ先の杖と心配し、いろいろ準備することや失敗をしないよう教えること...21Jul2018
さくら・さくらんぼ保育の保育環境故・斎藤公子さんが考案されたさくら・さくらんぼ保育の理論を実践している保育園の保育環境について、ご紹介します。さくら・さくらんぼ保育の園庭といえば、、泥んこ、砂山。園庭には、様々な木の実や花が咲き、子供たちは木に登り、背伸びをして木の実を摘んでは食べます。五感をフルに使った自然体験、泥んこ遊びやごっこ遊びなどで、“遊びきる”ことにより創造力が育まれていきます。小さな子がハイハイをして登れる柴山、はだしで歩く庭、そして四季を五感で感じ、花が咲き、小鳥がさえずり、花の香りを楽しみ、木に登り、木の実をとり食べるなど楽しみながら、四季を感じます。センス・オブ・ワンダーのレイチェルカーソンは、「(知る)ということは(感じる)ことの半分も重要で...04Jul2018
よく食べ、よく眠り、よく遊ぶ人間が生きていく上で必要な「食べる」「眠る」「遊ぶ(働く、動く)」のシンプルな生活が子どもが育つもっとも大事な条件です。食べればどんなものでもいい、寝るのは長ければいい、遊ぶのは何でもいいのではありません。どの子も健やかに元気に育つためには、条件があります。大人が考え、努力しなくてはいけません。「食べる」第一に安全で、身体が育つときに必要なものは何かを考えて与えましょう。添加物、汚染されたもの、甘いものは避けましょう。「寝る」寝る子は育つ、と昔から言われてきました。寝ている間に身体に必要な成長ホルモンをはじめ免疫力、自律神経など体調や健康を支えるホルモンが出ます。いつでも寝ればいいのではありません。20時台に寝る事が必要です。大人で...03Jul2018育児
児童憲章ってなあに?専門家にとっては知っていて当たり前の児童憲章ですが、一般的に親がこれをまじまじと読む機会はまずないと思います。児童憲章は1956年5月5日に制定された児童のための憲章です。1947年にすべての児童の福祉の実現をめざすために児童福祉法が制定されましたが、第2次世界大戦後の社会的・経済的に荒廃した状況の中で、戦災孤児や浮浪児対策を優先せざるをえない状況でした。そのため社会や国民一般の児童に対する責任を改めて明確にするため制定に至りました。ジュネーブ宣言・世界人権宣言などを参考に1946年6月頃より厚生省及び中央児童福祉審議会によって制定への準備が始まり最終的には内閣総理大臣が招集した児童憲章制定会議によって承認され1951年5月5日に宣...03Jul2018育児
子どもは、遊びの中で自らを育てていく遊びは、子どもが大人に成長していく上で大切なものです。仲間と自然の中で全身を使って動き、体感し、運動機能、感覚機能を高め、心や脳を育てていきます。赤ちゃんのときは、目と目を合わせ優しい声かけの、人とつながる遊びが大好きです。大人の温かい手で素肌を触られたり、柔らかい布で「いないいないばあ」など触覚を中心に五感を刺激します。少し大きくなれば、「まてまて」と追いかけっこ、身体ごとじゃれ合うじゃれ合い遊び、その後は鬼ごっこなどルールのある遊び、仲間と共同でダムを作る泥んこ遊びへと、仲間との関わりが広がってきます。水、砂、泥んこは自由自在に変化し、遊びの可能性を広げます。本物の重たい鍋やプライパンを使っておままごとをし、指先の力を調整し泥団...03Jul2018育児
こどもは遊びを通じて育つ「ヒト」の子どもが「人間」に育つには、人間と自然が必要です。機械で子どもは育ちません。赤ちゃんのときには、目と目を合わせあやしてもらい、キャキャと声をあげて笑うことが大事です。成長に合わせ、「たかいたかい」などの軽いゆさぶり遊び、「ちょうだいな」などのやりとり遊びなど笑顔で向かいあって遊びましょう。ひとつとして無駄な遊びはありません。子どもは遊びを通して様々な力をつけていきます。それは他人とのコミュニケーション能力 だったり、創造する力だったり、手先や身体を動かす力だったりします。子どもの遊びとは誰かにやらされるものではなく、自発的に「やりたい」という感情から出てくるものです。自発的に出てくるものであるからこそ、遊びを通して子どもは...26Jun2018育児
自分で!を大切に。自ら動いて身体を使い、遊びたいと思える環境や、大人の手を借りなくても外へ向かっていける環境作りを大切にしましょう。たとえば、折り紙やのり、クレヨンなどが、子どもの手の届くところにありますか?いつでも好きな時に、子どもが遊べるように環境を整えてあげましょう。0歳児から、「食べさせる」のではなく、手づかみでも「自分で食べる」ことを大事にしましょう。食べたいという気持ちは生きる意欲です。テーブルが汚れて、大人は大変ですが、「子どもの生きる意欲」を大切にしてあげましょう。着脱や片付けなど、できることは「自分で」を大切にしましょう。大人がやった方が早いと思う気持ちもよーくわかります。でも、ぐっとこらえて、子どものやる気を見守り、わからないこと...26Jun2018育児家事
食べることは、生きること。食事は文化です。家族で食卓を囲み、心も身体も満たされる時間にしましょう。<乳児>*まだ胃が小さく、一度に食べられる量が少ないため、食事は4回にします。*おっぱいは、赤ちゃんにとっての食事です。新生児は「飲みたいときに、飲みたいだけ」の授乳でよいのですが、少し大きくなると空腹と満腹がはっきり感じられるように間隔を置いて授乳をします。間に白湯をあげましょう。*満腹感、空腹感がしっかり感じられるようになり、5カ月半-6カ月で離乳食が始まります。*離乳食を食べ、昼夜の区別がつき、夜8時間連続して眠るようになったら、夜中の授乳をやめて胃腸を休ませます。*食事内容は、薄味で油や砂糖を使わずに作りましょう。26Jun2018食事育児
生活リズムで、子どもはいきいき日々いきいきと生活するために、早起きをしましょう。<あさ>*朝は6時には起きましょう。*夜遅く寝た日でも朝は早起きすることから頑張りましょう。*目覚めたら「おはよう!」と笑顔で声を掛けましょう。*窓をあけ、空気を入れ替え朝の外気にふれましょう。*起きたら着ていたものを全部脱いで着替えさせましょう。<昼寝>*乳幼児には昼寝が必要です。午後1時~2時半の決まった時間(幼児は1時間を目安に)に寝かせましょう。*抱っこ紐やベビーカーでお昼寝させるのではなく、お布団で寝かせましょう。*しっかり肺呼吸ができるよう仰向けで寝かせるのが理想です。段々と抱っこで寝かしつけるのではなく、布団で寝られる習慣をつけましょう。<よる>*夜は8時には寝かせまし...26Jun2018育児
幼児の夏の過ごし方夏はこどもの身体が育つ時期です。この暑さの中で、子どもは体温調整の仕方を身をもって体験し、育てるのです。汗をかくことは、自律神経を育てることです。汗をかき、水分をとり、沐浴や水浴びで体温を下げることが大切です。クーラーを使用するときは、子どもには外温より5℃低いのが適温と言われています。また、子どもの身体の70%は水分からできています。熱中症や夏季熱にならないよう、水分をしっかりとりましょう。ジュースやスポーツ飲料、牛乳は避け、水やお茶でしっかり水分補給をしましょう。26Jun2018食事育児
食卓で、人との関わりを学ぶ子どもは食卓で様々なことを学んでいきます。親の姿をみて、真似をしながら、お茶碗への手の添え方や箸の持ち方など上手に食べる作法を覚えていきます。話しのきき方、話出すタイミングといった人間関係を営むために必要な知恵や勘所も身につけます。親たちの話を聞いて、「大人はそういうふうに考えているんだ」と物事の判断基準や価値観も、感覚的に取り入れていくのです。26Jun2018食事