今も昔も、生まれてくる子どもは大きくは変わりませんが、、子どもの育つ環境、育てる環境が大きく変わり、子育てが以前に比べ厳しくなっていると思います。
働く時間や条件も厳しく、子どもとゆっくりと関わり育てる余裕もなくなり、身近に子育てを手伝ってくれる人がいない、そして子育ては自己責任と言われ溢れ情報の中で何を選択するのか、迷い不安になる人も多いと思います。
昔も今も、子どもたが育つときに必要なことは同じです。
そして育つ順序も同じです。かえって昔と比べ、育つ期間が長くなっていると言われています。
迷ったとき、立ち止まって考えればわかることでも、情報や人に言われてあわててしまうことがあると思いますが、今、この子にとって必要なことは何か、一緒に考え子育てをしていきましょう。
子どもが育つとき、まず身体が育つ事です。「早寝、早起き」の生活リズム、「3度の食事」「自然の中で身体をしっかり使って仲間と遊ぶこと」です。
「よく食べ、よく眠り、よく遊ぶ」は、当たり前のことですが、大人にとっては根気のいることです。子どもは身体が満たされれば、「やりたい、知りたい」という意欲が出て、好奇心、探求心のもとに動きだし、いろいろな事を経験するのです。体験は身体だけではなく、脳(考える前頭葉)や心も育てていくのです。
子どもが自ら自分の意志で動いているときには、瞳を輝かせ、うまくいかなくても満足していくのです。乳幼児期「できる」「できない」ではなく、「やりたい」「やりたくない」は結果です。やる前からしり込みをすることのないよう、まずやってみる、そして自分の力を知ることが大切です。
子どもはやりたいことはあきらめずにまた繰り返し、あきずに何度も行い、自分のものにしていきます。この時間が大切です。
「できない」と思って挑戦する子は、自分の力の半分しか出せない、
「やりたい」と思って挑戦する子は、100%以上の力を発揮する、
と言われています。
子どもは失敗を繰り返し、自分のものにしていくのです。こどもが歩き始めた時、何度転んでも自分で立ち上がってきます。どろ団子も何度もこわれますが、やがてピカピカのどろ団子をつくります。
哲学では量から質への転換といいますが、子どもの育つ姿そのままです。
ゆっくりじっくり積み上げたものは崩れず、次に進むのです。こどもによって遅い早いはありますが、1つ1つ手間暇をかけることが大切です。
豊かな子ども時代は、その子の一生を励ますと言われています。0歳から6歳までは、一生の土台、根っこが育つときです。あわてず、じっくり子どもの根を育てたいものです。
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