遊びは、子どもが大人に成長していく上で大切なものです。仲間と自然の中で全身を使って動き、体感し、運動機能、感覚機能を高め、心や脳を育てていきます。
赤ちゃんのときは、目と目を合わせ優しい声かけの、人とつながる遊びが大好きです。大人の温かい手で素肌を触られたり、柔らかい布で「いないいないばあ」など触覚を中心に五感を刺激します。少し大きくなれば、「まてまて」と追いかけっこ、身体ごとじゃれ合うじゃれ合い遊び、その後は鬼ごっこなどルールのある遊び、仲間と共同でダムを作る泥んこ遊びへと、仲間との関わりが広がってきます。
水、砂、泥んこは自由自在に変化し、遊びの可能性を広げます。本物の重たい鍋やプライパンを使っておままごとをし、指先の力を調整し泥団子を作ります。水を運んだり、大きいシャベルを使ったりすることで、指先や身体に力をつけていくことができます。
暖かくなったら、水遊びをたのしみましょう。腹ばいができる赤ちゃんも浅いプールに木のおもちゃを浮かべます。水刺激は自律神経を整えます。小さいうちから水に親しむことで水に慣れ、水遊びが大好きになります。
天気の良い日は、お散歩に出かけましょう。公園や野山を歩き、足腰を鍛えるだけではなく、自然の中で様々な発見に出会うことで、四季を豊かに感じる感性や、好奇心、探求心を育てます。
子どもにとって、遊びは生活のすべてです。遊びの中で、社会性を身につけ、考える力を生み、自らを育てていきます。
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