なぜ就学前に文字の読み書きをさせてはいけないの?

さくら・さくらんぼ保育を実践している保育園では、在園中は文字の読み書きを教えてません。Tシャツなどの洋服も、文字の書いていないものを推奨しています。


縄文人は文化が進んでも文字がありませんでした。アイヌ、沖縄文化、インディアなども、文字はありませんが、踊りや歌や民話などの文化がとても豊かです。文字がない文化のところでは、歌と音楽と踊りがとても豊かと感じます。子どもたちの脳の発達は、縄文人と同じくらいです。そういった段階の子どもたちは、文字を書く前に絵をしっかり描き表現することが大事です。


ことばや絵、リズム遊び、踊り、そういたもので表現することが保育園時代は大事です。子どもたちの絵をみるとわかりますが、文字が出始めると絵の動きが止まります。文字に入る前の時代を、自分で感じて発散、発信していく。今何が必要か、文化、身体、内臓、発達すべて発展した歴史の中で育っていくことが大事です。


6歳児は質的な転換期といわれ、指の骨(手根骨)が出来てきて指さきが器用になり、細かい動きができるようになります。できないことをさせるのではなく、できるようになったものをしっかりさせる、ということが大切です。


こどもと暮らす

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