育休から復帰する前にしておきたい準備8つ

子育てや家事に専念できていた育休期間もあと少し。職場復帰が近づいてくると、「仕事をまた頑張ろう!」という前向きな気持ちの半面、「仕事と家事育児の両立できるかな…」という不安な気持ちが強くなってくるもの。そんな方に、育休終了前にしておきたい準備と心構えを、3人の子持ちワーママの経験からご紹介したいと思います。


その1:子どもを保育園に預ける準備をする!

産まれてから常に母親と一緒に過ごしてきた子どもを人に預けるのは勇気がいるもの。

復帰1~2ヶ月前から人に預ける予行練習を徐々にしました。まず手始めは夫や両親に半日から1日程度預けることで、子どものみならず、いざというときに夫や両親にお願いする予行練習にもなります。

そして重要なのが、復職するタイミング。市によって規定は異なりますが、復職時期は出来る限り遅くするのがポイントです。入園をすると、ママと離れてストレスから免疫が下がり、さらに保育園から色々な菌をもらってきて、、ほとんどの子ども達は風邪を引きます。。市によっては、復職は入園の翌月末まで、となっているところもあるようなので、余裕をもって慣らし保育ができるよう、復職はなるべく遅くするのがおすすめです。

入園直後は子どもが体調を崩したりして早めにお迎えに行かなければならない時もあるので、余裕をもった復帰日設定を強くおすすめします!


その2:予防接種はできる限り育休中に!

子どもが産まれてからびっくりしたのが、受けなければいけない予防接種の多さ。任意のものを含めると3歳までに受けなければならない予防接種は、30回以上にも及びます。病院によっては予防接種の曜日や時間が決まっており、予防接種のために会社を休まざるを得ないことも。大事な有給や時間休は、子どもの急病などで突然休まなければならない時のために取っておきたいので、予防接種は時間の余裕のある育休中に計画的に受けておくことをおすすめします。


その3:卒乳…。

子どもを母乳で育てている方は、「保育園に入る前に卒乳しなきゃ。」と焦っていらっしゃる方も多いのでは。でも、そんなことはありません。

仕事復帰前にすんなりと卒乳できるとベストだと思いますが、そうでなくても家に帰ってからのスキンシップの一環として授乳タイムを残しておくのも一つの方法かなと思います。人間の身体は本当によくできていて、復職当初こそ会社で胸が張って痛く会社で搾乳していたものの、私の場合は1カ月もすると日中は母乳がでなくなってしまいました。

そして夜の寝ている間のみ授乳というのが1歳過ぎまで続きました。1歳過ぎたころになると、夜中に授乳で起きる頻度が増え、一晩で5-6回起きるようになってしまいました。保育園に相談すると、ご飯はしっかり食べているので、卒乳してもよいかもね、ということで1歳過ぎたころに卒乳となりました。夜中に何度も起きるのは、子どもにとっても負担があるようで、卒乳のあとはぐっすり寝てくれるようになりました。

無理に保育園に入る前に卒乳せずとも、その子その子の成長過程やタイミングをみて卒乳するのが良いと思います。


その4:仕事復帰後のシミュレーションをする!

長く仕事をお休みすると、仕事をしていた時の生活リズムを忘れてしまいがちですよね。

仕事復帰すると、子どもとのゆったりとした時間から一変、時間に追われる慌しい生活に突入します!  職場復帰の1か月程前には、仕事が始まってからの1日のタイムスケジュールを考え、それに合わせた生活に徐々にシフトチェンジしていくと復帰もスムーズにいきますよ。

また復帰後の職場の上司や同僚と密に連絡を取り、会社の状況などを把握しておくと安心です。パソコン仕事の方は家でも触るなどして、勘を戻しておくといいですね。


その5:復帰後の家事育児の役割分担を夫婦で話し合う!

育休中は一日家にいるので、ついつい家事は一人でこなしてしまっているという方も多いのでは。しかし仕事に復帰すると、仕事+育児+家事を自分一人の肩に全て背負い込むのは難しいです!

ご主人や身内などの助けが必要不可欠になってきますので、復帰前によく話し合っておくことをおすすめします。できれば育休中に旦那さんに家事のコツなどを伝授できると最高ですね!

いざやってみないと分からないことも多いと思いますが、こういう時には誰がどうするなどのシミュレーションをし、協力体制を準備しておきましょう。


その6:家事をできるだけ楽にする工夫をしておく!

仕事復帰すると、家に帰ってからは子どもや家族との時間を大切にしたくなります。でも生活するうえで避けて通れないのが家事…。

私の場合は、できるだけ家事を楽に時短できる工夫をしています。料理だったら、圧力鍋やフードプロセッサー等の調理器具をそろえたり、育休中に時短レシピのバリエーションを増やす。お洗濯なら衣類乾燥機を準備したり、部屋干しできるアイテムを準備する。食洗器や自動掃除機など機械がやってくれるものは、割り切って文明の利器に頼るのも時短のコツです!


その7:身だしなみをととのえておく!

復職前に、美容院にいったりして、身だしなみを整えておきましょう。働くと決めたからには、いつまでも育休中の感覚ではいられません。いつの間にか「子育てモード」になっていた自分を「仕事モード」に変えなくてはいけませんよね。

仕事に着ていく服や、自分の身なりについて確認しましょう。産前に着ていた仕事用のスーツが入らないことがあるかもしれません。職場復帰が決まったら、まずは仕事用の衣類を試着し、問題なく着られるか確認しましょう。もし入らなければ、サイズの合う仕事用の衣類を新調する必要があります。

また、美容室にあまり行けていない方は、復職前に行っておきたいですね。復帰後は仕事が休みの日しか美容院に行けなくなりますし、せっかくの休日は自宅でゆっくりしたくなるかもしれません。髪型が整い、見た目が働いていたころに近づくことで、気持ちがさらに復帰に前向きになれそうです。育休中のうちに美容院に行くにあたっては、パパに子供をお任せするか、子連れで行ける美容室を探してみましょう。

そのほか、仕事用のメイク用品がそろっているかをチェックし、不足分があれば補充しておきましょう。通勤バッグは保育園の送迎時に両手があくリュックサックがあると便利です。ショルダーバッグとリュックサックの2WAYタイプも販売されているため、仕事と送迎両方で使えるデザインを探してみましょう。


その8:早寝早起きの生活を早めにスタートする!

生活リズムを子供に合わせていた育休中は、仕事をしていた頃よりも起床時間が遅かった方はいるかもしれませんね。職場復帰が決まったら、少しずつ生活リズムを戻し、早寝早起きを無理なくできるようにしておきましょう。

保育園の送迎をする場合は、通勤に余分に時間がかかることを計算しなくてはいけません。事前にタイムスケジュールを組んでおき、焦らずに出勤できるように準備したいですね。

また、日中に家事をする時間が減る分、職場復帰前から家事のスケジュールを見直してみましょう。その上で、朝に済ませておきたい家事がある場合には、復帰前からやってみるようにすると習慣づけできますよ。例えば洗濯物を干したり夕飯の下準備をしたりと、夜の家事を楽にするために朝に家事を済ませるのも作戦の一つです。

シミュレーションしてみると、復帰前と同じだけ家事をこなそうと思っても難しいことに気づくかもしれません。その場合は、無理をせずに家事の頻度を少なくしたり、やることを減らしたりしてみましょう。復帰するからには、それまでと同じだけの家事を、無理に行う必要はないのです。



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